こんにちは。
入社6年目技術部開発企画チームの戸祭です。
今回も開発行為許可申請(宅地造成)のため設計図面を紹介していきます。
今までの記事をまだ読んでいない方は、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。
13.雨水排水計画平面図
開発区域内の雨水を処理する方法について説明した平面図となります。
具体的には、道路に設置する側溝や雨水管の種類や勾配、
そして各宅地に設置する地下貯留槽の構造についてこの平面図に示します。
構造物の規格については、それぞれ計算書を作成し、
雨水処理能力が行政の基準に達して いることを証明した上で決めていきます。
また、計画を考えるために、開発区域周辺の状況について現地での調査もします。
14.排水施設構造図
雨水処理のために使用する構造物(側溝や集水桝等)の
詳細を示す図面となります。 添付写真は開発行為により既設水路の一部を撤去して
新設したボックスカルバートです。
この計画では、ボックスカルバートの上(As舗装あり)を横断して
写真右側の開発道路に出入り出来るようになっております。
こうした、ボックスカルバート敷設替えの詳細図(平面図・横断図等)も作成致しました。
また、市町村によっては道路内に雨水管を敷設することもあり、
その場合は雨水管の縦断図やマンホール構造図も作成します。
15.雨水浸透貯留施設詳細図
開発区域の各宅地内に設置する地下貯留施設の詳細図となります。
宅地内に降った雨水を貯め込み少しずつ地下に浸透させることによって、
雨水による浸水被害を防ぐようにする施設であり、プラスチック二次製品を使用しています。
色々な種類の製品があるため、興味を持った方は是非調べてみてください。
貯留槽の容量については計算書を作成し宅地内の雨水を処理できるように決めていきます。
宅地面積が大きくなるほど容量も大きくなる傾向にあります。
また、事業主から貯留槽の形状について要望を頂くこともあり、
それも考慮しながら貯留槽について決めていき、図面を作成します。
今回はここで終わりとさせて頂きます。
次回も引き続き、図面の紹介(汚水等の図面予定)をしていきたいと思います。
今回は雨水計画について紹介させて頂きました。
このような雨水排水に関する設計の経験をお持ちの方も
開発の業務にそれを生かすことが出来るかと思います。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。